エンディングノートを書き始めました【おひとりさま向けでハードルが低い一冊】

「エンディングノート、買わなきゃな」と思い続けて何年も経ちました。

なんとなく気が重くて、死を直視するようで、でも必要なのはわかっていて。そのまま先延ばしにしていたのですが、ある日ついに購入しました。

選んだのは「おひとりさまのはじめてのエンディングノート」(黒田尚子 監修・主婦の友社)です。

今は書けるところから少しずつ書いています。全部埋めようとするとまた止まってしまうので、気が向いたページから1行ずつ。それでもいいんだと気づいてから、ずいぶん気楽になりました。


なぜエンディングノートが必要だと感じたか

おひとりさまで生活していると、ふとした瞬間に「もし自分が倒れたら、誰が何をどう対処するんだろう」と思うことがあります。

家族と同居していれば、ある程度は「なんとかなる」かもしれません。でも一人だと、自分のことを知っている人が近くにいない。口座はどこにあるか、保険はどうなっているか、入院したときに連絡してほしい人は誰か——これが何も共有されていなかったら、本当に困ります。

「自分に何かあったとき」だけじゃなく、入院・盗難・災害など「もしも」の場面でも役立つ備忘録になる、とわかってから、エンディングノートへの見方が変わりました。


選んだ理由:おひとりさまに特化している

エンディングノートはいろいろな種類がありますが、この本を選んだのは「おひとりさま向け」に特化しているからです。

監修は黒田尚子さん。CFP(公認ファイナンシャルプランナー)資格を持つFPで、終活やお金の問題に詳しい方です。単身者が特につまずきやすいお金・デジタル資産・緊急連絡先の整理など、「おひとりさまが本当に必要な項目」が詰まっています。

またB5判・72ページというコンパクトさも決め手でした。分厚いノートだと最初から圧倒されてしまいますが、これは必要なことだけシンプルにまとめられていて、文字も大きく、開きやすい。

項目内容
書籍名おひとりさまのはじめてのエンディングノート
監修黒田尚子(CFP・FP1級)
出版社主婦の友社
発売日2021年12月1日
価格1,320円(税込)
仕様B5判・72ページ
重版2025年6月時点で9刷・累計1万部以上

4つの章で構成されている

ノートは大きく4つの章に分かれています。

① わたしのお金

預貯金・金融資産・生命保険など、お金に関わる情報をまとめるページです。口座がどの銀行にいくつあるか、保険はどこの会社のものか——普段は頭の中にあっても、書き出すと整理されます。自分でも「こんなに散らばっていたのか」と気づくきっかけにもなります。

② わたしのデジタル資産

スマートフォン・パソコンのパスワード、SNSアカウント、サブスクリプションサービスの情報などを記録するページです。

現代では「デジタル遺産」の問題が深刻です。亡くなった後もサブスクの課金が続いたり、スマホのロックが解除できずデータが消えてしまったり。使っているサービスの一覧と、誰かに伝えるべき情報を書いておくだけで、残された人の負担が大きく変わります。

③ わたしの健康

かかりつけ医・常用薬・アレルギー・緊急連絡先など、医療・健康に関する情報をまとめるページです。

これは「死後」だけでなく今すぐ役立つ情報です。急に入院が必要になったとき、救急搬送されたとき——医療情報が一冊にまとまっていれば、自分が説明できない状況でも対応してもらいやすくなります。

④ わたしの死後

葬儀の希望・お墓・埋葬についての考えを書くページです。ここが一番「重い」と感じる方も多いかもしれません。

でも「家族葬でいい」「お墓は不要、散骨でいい」など、自分の希望を書いておくことで、残された人が迷わずに済みます。おひとりさまの場合、死後の手続きを担う人への「お願いの手紙」という意味合いも大きいです。


実際に書いてみてわかったこと

「1日1分、1行でいい」というコンセプト通り、気構えなくても始められます。

私がまず書いたのは緊急連絡先と口座一覧。これは比較的サラッと書けました。逆に「葬儀の希望」や「遺言」については、まだ白紙のままです。それでいいと思っています。

書いていくうちに気づいたこと——「自分の生活の全体像が見えてくる」ということです。加入しているサービス、持っている口座、連絡を取りたい人。エンディングノートは「死の準備」というよりも、「今の自分を整理するツール」として機能している感覚があります。


書き始めるコツ:「書きやすいページから」でいい

  • 最初から全部埋めようとしない
  • 「今日はここだけ」と決めて、1項目だけ書く
  • 難しいページは後回しにしていい
  • 書いた内容は定期的に更新する(特にパスワード類)
  • 保管場所を誰か信頼できる人に伝えておく

エンディングノートに法的な効力はありません。あくまで「自分の情報と意思を伝えるための覚書」です。それだけに、完璧じゃなくていい、少しずつ書けばいいというハードルの低さが、このノートのいちばんの魅力だと思っています。


まとめ:おひとりさまこそ、早めに始めるといい

エンディングノートは「死ぬ準備をするもの」じゃなくて、「今の自分を整理して、万が一のときに周りを助けるもの」だと今は感じています。

特におひとりさまは、自分のことを日常的に把握している家族が近くにいないケースが多い。だからこそ、元気なうちに少しずつ書き留めておく意味は大きいと思います。

「この本、重そう…」と思っている方、一度手に取ってみてください。思ったより全然重くないです。


▼ 今回使っているエンディングノートはこちら


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